杉並区が共通商品券を電子地域通貨に移行する予定です。
東京都杉並区は来年度をメドに電子地域通貨を導入する。新しい通貨単位を設け、区内の商店
で使える共通商品券と、区が子育て支援や高齢者の社会活動促進を目的に配るポイントを1枚の
ICカード、または決済機能付きの携帯電話にまとめて搭載する。今後、企業から提案を募り、具
体的な枠組みを詰める。電子化により利便性を高め流通を促す。
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杉並区には現在地域通貨がなく、通貨単位の名前は今後決める。まず地域通貨に移行させる
「共通商品券」は現在は区の商店街振興組合連合会が円単位で年間2000万円程度を発行して
おり、主に贈答用に使われている。電子化により買い物額の一部を地域通貨で還元するキャンペ
ーンなどをしやすくなる。
「子育て応援券」や「長寿応援ポイント」は現在は紙のチケットやシールで配布する仕組みにして
いる。今後は新しい地域通貨でポイントを配る形にする。
(杉並区が電子地域通貨、区内商品券やポイント、カード・携帯に一本化、日本経済新聞、2009年8月19日、地方経済面。)
参考: Nikkei街づくり・流通ルネサンス「杉並区が電子地域通貨、区内商品券やポイント、カード・携帯に一本化。」