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電子マネー1人1枚時代に (1)

日経新聞によると、電子マネーの総発行枚数が日本の人口に並んだそうです。

電子マネーが「1人1枚時代」を迎えた。主要規格の4月末までの総発行枚数は、1年前と比べて3割増の1億3000万枚近く。乗り物、買い物からレジャーまで現金に代わる手軽な決済手段として広がり、都市部では1人複数枚も多い。2008年度の決済額(鉄道利用を除く)は前年度比6割増の1兆円超になったとみられ、第2の財布が生活の隅々に浸透してきた。

(電子マネー「1人1枚」、日本経済新聞、2009年6月6日、朝刊3面。)

この記事は、日本で電子マネーがここまで普及した背景には、根強い現金文化があると指摘しています。

電子マネーの大きな特徴の一つが現金(紙幣と硬貨)と同じ匿名性だ。個人の信用ではなく、マネーそのものの信用で品物やサービスと交換できる。日本では根強い現金文化を土台に、世界の中で最も電子マネーの利用が進んでいる。〔・・・〕欧米は署名して使う個人小切手が普及しており、延長線にあるクレジットカードとデビットカードを軸に決済のキャッシュレス化が進んだ。〔・・・〕これに対し、日本は電子マネーがキャッシュレス化を加速させる形だ。今国会では、銀行以外の事業者が提供する送金・決済サービスの包括的なルールを定めた「資金決済法」が成立する見込み。

(電子マネー「1人1枚」、日本経済新聞、2009年6月6日、朝刊3面。)

参考: NIKKEI NET 「電子マネー『1人1枚』時代に 発行1億3000万枚」

 

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